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林豊寿氏の笛を手に入れました


ここ数ヶ月、納得のいく能管が欲しくて多方面にアンテナを張っていたところに舞い込んできました。

何年に作られたものか定かではないのですが、新品かと見紛う程に綺麗な漆の艶と巻き。
しかし竹の表面にいくつものひび割れを起こしていて、おそらくほとんど吹かれる事なく長年保管されていたものと思われます。

むしろ中まで割れずに全く問題なく残っているところが、林豊寿氏の堅牢な笛作りを物語っていると感じます。

音色も吹奏感もピッチも佇まいも、全てが素晴らし過ぎてずっと吹いていたい、枕元に置いて寝たい(笑)
往年の名人の音源と同じ音がする、と本当にそう思いました。

色々な方の笛を吹かせて頂いたりお話を聞かせて頂き、この笛を手に入れて思うことは、同じ能管でも能と邦楽囃子と神楽と、それぞれ求める音が違うのだなという事。

良い楽器を持つだけでこんなに気付くことがあるって、本当に奥が深い。

それにしても写真が下手すぎて魅力がほとんど伝わってない気がする(笑)

林豊寿氏の製作の様子を捉えた貴重な動画です。
https://youtu.be/IFLWle_6tzU?si=97qoTP15e3QCRXXP

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